楽天プレミアムカードへのアップグレードは旅行好きに必要?
📌 結論ファースト
- 楽天市場の基本SPUは一般・ゴールド・プレミアムとも+2倍で同じ(2021年にゴールド、2023年12月にプレミアムが+2倍へ統一)。「上位カードほど楽天市場ポイントが増える」という昔の損益分岐点の考え方はもう成立しません
- だから上位カードは「旅行系特典に年会費の元が取れるか」で選ぶ時代に。さらに2025年1月の改定でプライオリティ・パスは年5回まで・ラウンジ施設のみ(レストラン特典・無制限利用は廃止)となり、プレミアムの最大の魅力も縮小しました
- 選び方の基本:飛行機が年0〜1回なら年会費無料の楽天カード/年1〜2回ラウンジを使うなら年会費2,200円の楽天ゴールド/年5回前後ラウンジ+海外旅行が多いならプレミアム。私(みぃ)はゴールドで十分という判断
- 楽天プレミアムカードとは
- 楽天カード/楽天ゴールド/楽天プレミアム 3枚比較
- プライオリティ・パスの実際の価値(2025年改定後)
📌 この記事でわかること
👍 こんな人におすすめ
- ✅ 旅行でポイント・マイルを効率よく貯めたい方
- ✅ 年会費以上のメリットを引き出したい方
- ✅ 旅行保険を充実させたい方
🤔 逆におすすめしない人
- ❌ クレジットカードを持ちたくない方
- ❌ ポイント管理が面倒な方
- 一般・ゴールド・プレミアムの楽天市場SPUは全部+2倍で同じ、という最新事実
- 楽天カード(無料)/楽天ゴールド(2,200円)/楽天プレミアム(11,000円)の3枚比較
- 上位カードは「楽天市場の利用額」ではなく「旅行系特典で元が取れるか」で選ぶ理由
- 2025年1月のプライオリティ・パス改定(年5回・ラウンジのみ)の影響
- 20代の頃からの楽天経済圏ヘビーユーザーとして、私(みぃ)がプレミアムを見送った理由
楽天カード会員に届く「楽天プレミアムカード」への勧誘メール。「プライオリティ・パス付帯・空港ラウンジ無料」の謳い文句に心が揺らいだ方も多いと思います。私も何度も受け取りました。
でも結論から言うと、2025年1月の改定でプレミアムの主役だった「プライオリティ・パス」が年5回制限+ラウンジのみに変わりました。これでも本当に年会費11,000円の価値があるのか、楽天経済圏ヘビーユーザーとして20代から楽天カード・楽天ゴールド・楽天プレミアムを比較してきた立場で、正直に検証します。
楽天プレミアムカードとは
楽天プレミアムカードは、楽天カードの上位版です。通常の楽天カード(年会費無料)よりも、年会費11,000円払うことで、より充実した特典が得られるというもの。
最大の特徴は「プライオリティパス」の付帯です。これは世界中の空港ラウンジを、クレジットカード付帯で利用できるサービス。通常、プライオリティ・パスのスタンダード・プラス会員の年会費は329米ドル(約49,000円・年10回まで無料)、無制限利用のプレステージ会員は469米ドル(約70,000円)です(公式サイト・2026年5月時点)。
その他の特典としては:
- 国内空港ラウンジが無制限・無料/海外旅行傷害保険が最高5,000万円(傷害死亡・後遺障害/自動付帯4,000万円+利用付帯1,000万円)
- 傷害・疾病の治療費用は各最高300万円、賠償責任最高3,000万円も付帯
- 「選べるサービス」(楽天市場コース・トラベルコース・エンタメコースから1つ)
- 楽天市場コース選択時は毎週火・木が+1倍(月10,000ポイント上限)、お誕生月も+1倍
一見すると「11,000円の年会費は十分に元が取れる」ように見えます。でも本当にそうなのか、実務的に検証してみましょう。
楽天カード/楽天ゴールド/楽天プレミアム 3枚比較
「アップグレード」と言うとプレミアム一択に見えますが、実際は中間に楽天ゴールドカード(年会費2,200円)があります。3枚を並べて比較すると判断しやすくなります。
| 項目 | 楽天カード | 楽天ゴールド | 楽天プレミアム |
|---|---|---|---|
| 年会費(税込) | 永年無料 | 2,200円 | 11,000円 |
| 基本還元率(通常加盟店) | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
| 楽天市場SPU(基本) | +2倍(計3倍) | +2倍(計3倍) | +2倍(計3倍) |
| 楽天市場のランク特典 | なし | お誕生月+1倍 | お誕生月+1倍/火・木+1倍※ |
| プライオリティ・パス | なし | なし | 年5回まで・ラウンジのみ(2025年1月改定) |
| 海外旅行傷害保険(死亡) | 2,000万円(利用付帯) | 2,000万円(利用付帯) | 5,000万円(自動付帯) |
| 国内空港カードラウンジ | なし | 年2回まで無料 | 無制限・無料 |
| ETCカード年会費 | 550円 (一定条件で無料) |
無料 | 無料 |
※楽天市場の基本SPUは2021年にゴールド、2023年12月にプレミアムが+2倍へ統一され、現在は一般・ゴールド・プレミアムとも同じ「+2倍(楽天会員1倍+楽天カード特典2倍=計3倍)」。差はランク特典で、プレミアムの火・木+1倍は「楽天市場コース」選択時・月10,000ポイント上限、ゴールドのお誕生月+1倍は月2,000ポイント上限(楽天カード公式・2026年5月時点)。
ポイントは「楽天市場の基本SPUも、通常の街使いの還元率も、3枚とも同じ」という事実。差が出るのは①プライオリティ・パス、②国内空港ラウンジ、③海外旅行傷害保険の手厚さ、④お誕生月・火木のランク特典の4点で、とくに①〜③の旅行系特典が、上位カードを選ぶかどうかの実質的な判断材料です。なお①プライオリティ・パス(年5回・国内外のラウンジ)と②国内空港カードラウンジ(プレミアムは無制限/ゴールドは年2回)は別の特典なので、混同しないようにしてください。
プライオリティ・パスの実際の価値(2025年改定後)
プライオリティ・パスは世界148ヶ国・1,700以上の空港ラウンジで利用できる、空港ラウンジ会員制サービスです(プライオリティ・パス公式・2026年5月時点)。成田・羽田・関西・福岡などの国内主要空港のほか、バンコク・香港・シンガポールなどのアジアハブ空港でもラウンジが利用できます。
⚠️ 2025年1月の楽天プレミアムカード改定(公式発表済)
- 2025年1月15日〜:年間5回まで無料(6回目以降は1回35米ドル=約5,200円)
- 2025年1月2日〜:利用施設は「ラウンジ」のみ(レストラン・リラクゼーション施設・スリープルーム等は対象外)
- 会員証はプラスチックカード廃止 → デジタル会員証(プライオリティ・パスアプリ)に切替
- カウントは「デジタル会員証発行日」起算で1年間。同行者利用も1回としてカウント
出典:楽天カード公式お知らせ「付帯サービス『プライオリティ・パス』のサービス内容変更について」2024年11月28日付。なお楽天ブラックカード(年会費33,000円)は引き続き回数無制限・無料のままで、ブラックとの差別化が明確になりました。
つまり「無制限利用+レストランで食事代浮く」という、これまでプレミアムを選ぶ最大の動機がほぼ消えました。実質的には「国内空港ラウンジ+海外空港ラウンジを合計年5回まで」というシンプルな特典に縮小されています。
1回35米ドル(約5,200円)×6回目以降を考えると、年5回をしっかり使い切ったケースで「ラウンジ単価1,000円分の価値×5回=5,000円相当」を回収できる計算(カードラウンジ料金1,000〜1,500円換算)。11,000円の年会費を回収するには、ラウンジ価値以外の特典(楽天市場SPU・旅行保険)で残り6,000円分以上を取り戻す必要があります。
楽天プレミアムの損益分岐点は?ラウンジ・特典で考える
ここがこの記事でいちばん大事なところです。楽天市場の基本SPUは一般・ゴールド・プレミアムとも+2倍で同じなので、「楽天市場でたくさん買えば上位カードの方がポイントが増える」という昔ながらの損益分岐点は、もう成立しません。上位カードで増える楽天市場ポイントは、お誕生月+1倍(ゴールド以上)と火・木+1倍(プレミアムの楽天市場コース・月10,000P上限)の“おまけ”だけです。
たとえばプレミアムの火・木+1倍だけで年会費11,000円を取り戻そうとすると、火曜・木曜の楽天市場利用が年間110万円規模(+1%×110万円=11,000ポイント)必要という計算になり、現実的ではありません。だから上位カードは「楽天市場の利用額」ではなく「旅行系特典で年会費の元が取れるか」で判断するのが正解です。
| カード | 年会費 | 元が取れる主な条件(旅行系特典) |
|---|---|---|
| 楽天カード(無料) | 0円 | —(年会費ゼロなので持つだけで損なし) |
| 楽天ゴールドカード | 2,200円 | 国内空港ラウンジ(1回1,000〜1,500円相当)を年2回使えばほぼ回収。ETC無料・お誕生月+1倍も上乗せ |
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | プライオリティ・パスのラウンジ(6回目以降は1回35米ドル≒5,200円相当)を年5回フル活用+海外旅行保険の自動付帯に価値を感じる人。火・木+1倍は補助的 |
※ラウンジ料金・特典内容は2026年5月時点の各社公式情報。楽天市場の基本SPUは3枚とも+2倍で同じなので、損益は楽天市場の利用額ではなく旅行系特典の使用頻度で決まります。
言い換えると、判断軸は「楽天市場でいくら使うか」ではなく「飛行機・ラウンジをどれだけ使うか」です:
- 飛行機にほとんど乗らない:年会費無料の楽天カードで十分(楽天市場SPUは上位カードと同じ+2倍)
- 年1〜2回飛行機に乗り、ラウンジを使いたい:楽天ゴールドが最適(ラウンジ年2回でほぼ年会費を回収)
- 年5回前後ラウンジを使う+海外旅行が多い:プレミアムが視野に入る(保険の自動付帯も効く)
- ラウンジを無制限で使いたい:プレミアムでも年5回上限なので、楽天ブラック(年会費33,000円)など別カードを検討
「なんとなくゴールドやプレミアムに憧れる」という動機だと、楽天市場のポイントは増えないので、ほぼ確実に楽天カード(無料)が損益的にベスト。年間の飛行機・空港ラウンジの利用回数を実数で見積もるのが、判断の起点です。
プレミアムカードが必要な人・不要な人(2025年改定後の判断基準)
2025年1月のプライオリティ・パス改定後、プレミアムが向く人・向かない人ははっきり分かれます。判断軸は「年間の空港ラウンジ利用回数」と「海外旅行保険の自動付帯にどれだけ価値を感じるか」です(楽天市場の基本SPUは3枚同じなので判断材料になりません)。
✅ プレミアムが向く人
- 飛行機利用が年5回前後で、毎回プライオリティ・パスのラウンジを使いたい
- 国内空港ラウンジも無制限で使いたい
- 海外旅行が多く、5,000万円補償・自動付帯の旅行保険が欲しい
- 「選べるサービス(楽天市場コース・トラベルコース・エンタメコース)」のいずれかを毎月フル活用できる
❌ プレミアムが不要な人
- 飛行機利用が年2〜3回以下で、ラウンジを毎回使うつもりはない(→ 楽天カード or ゴールドで十分)
- 「上位カードは楽天市場ポイントが増える」と思って検討していた(実際は3枚とも同じ+2倍)
- エポスゴールド・JCBゴールド等で旅行保険をカバー済み
- レストラン特典が無くなったプライオリティ・パスに魅力を感じない
2025年改定の最大のポイントは、プライオリティ・パスが「年5回・ラウンジのみ」に縮小し、プレミアムの差別化が空港ラウンジ+手厚い旅行保険に絞られたこと。楽天市場の基本SPUは一般・ゴールドと同じなので、飛行機にあまり乗らない人にはメリットがほとんど残っていません。
もう一つの選択肢として、楽天ゴールドカード(年会費2,200円)があります。「空港ラウンジは年2回くらい使えれば十分」という人には、ゴールドが最も損益が良い選択になります。詳しくは ゴールドカードは旅行好きに必要?年会費を回収できる条件を正直計算 を参考にしてください。
みぃが楽天プレミアムを見送った理由
20代の頃から楽天経済圏にどっぷり浸かってきた私(みぃ)も、楽天プレミアムカードへのアップグレードを何度か検討しました。でも結局、現在は楽天カード(無料)+楽天ゴールド(2,200円)の2枚使いに落ち着いています。理由を整理します。
理由1:飛行機利用が年5回未満で、ラウンジ単体だと元が取れない
20代の頃は界タビ20sプランで界6軒(箱根・川治・別府・由布院・津軽・雲仙)を回ったり、国内旅行を年6〜8回していた時期もありましたが、そのうち飛行機利用は年2〜3回程度。空港ラウンジを使う場面は年2回前後で、改定後の年5回上限は使い切らない計算でした。
理由2:海外旅行傷害保険はエポスゴールドでカバー
エポスゴールド(インビテーションで年会費永年無料化済)の海外旅行傷害保険が利用付帯ながら自分のスタイルに合っていました。プレミアムの自動付帯はありがたいけれど、出発前にエポスで決済する習慣があれば代替できる。手元の資源で十分という判断です。
理由3:楽天市場のポイントは上位カードでも増えない
楽天ふるさと納税・楽天トラベル・楽天市場の合算で年間20〜25万円ほど使っていますが、楽天市場の基本SPUは一般・ゴールド・プレミアムとも+2倍で同じ。つまり上位カードにしても楽天市場のポイントはほとんど増えません。私の場合、年会費を払う価値があるのは空港ラウンジとETC無料くらいなので、年会費2,200円のゴールドがちょうど良いスイートスポットに収まっています。
状況が変わって飛行機利用が年5回以上に増えたり、海外旅行が増えて手厚い自動付帯保険が欲しくなったら、その時点でプレミアムへの切替を検討します。カードはステイタスでなく損益で選ぶのが、楽天経済圏ヘビーユーザーとしての結論です。
もし「プライオリティ・パスのレストラン特典が魅力」だった方は、2025年1月の改定で対象外になっているので注意してください。レストラン特典が必要なら、楽天プレミアムではなく他カード(セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス等)の検討も視野に入ります。
🔗 アップグレード判断のための実用3カード
▼ 主軸:まずは楽天カード(無料)で起点を作る
1. 楽天カード(年会費永年無料)
楽天経済圏の起点。楽天市場SPU+2倍(計3倍・上位カードと同じ)・基本還元1%・新規入会&利用キャンペーンで5,000〜8,000ポイント。楽天市場のポイントは上位カードでも増えないので、飛行機にあまり乗らないなら無理にゴールド/プレミアムへアップグレードする必要なし。まずは楽天カードで十分です。
楽天カード公式で申し込む →▼ 中間解:楽天市場で月2〜3万円使うならゴールド
2. 楽天ゴールドカード(年会費2,200円)
国内空港カードラウンジ年2回無料・ETCカード年会費無料・お誕生月の楽天市場+1倍。楽天市場の基本SPUは楽天カードと同じ+2倍ですが、年1〜2回飛行機に乗ってラウンジを使うなら年会費2,200円はすぐ回収できます。プレミアムまでは要らない人のスイートスポットです。ゴールドカードと旅行の損益計算もご覧ください。
楽天ゴールドカード公式 →▼ 旅行保険を補強:年会費無料ゴールドのエポス
3. エポスカード(年会費永年無料)
楽天プレミアムの自動付帯5,000万円が魅力に感じる方は、まずは年会費無料のエポスカードで利用付帯保険をカバーするのが現実解。インビテーションでエポスゴールドへ年会費永年無料化が狙えます。エポスカード徹底レビュー。
エポスカード公式 →※楽天プレミアムカードのプライオリティ・パスは2025年1月15日から年5回まで・ラウンジ施設のみに変更(楽天カード公式お知らせ・2024年11月28日付)。年会費・還元率・付帯保険は2026年5月時点の各社公式情報をもとに記載しています。
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❓ よくある質問
✅ まとめ
楽天市場の基本SPUは一般・ゴールド・プレミアムとも+2倍で同じになり、楽天プレミアムカードの価値は空港ラウンジや旅行保険などの旅行系特典に絞られました。アップグレードを検討するなら、次の5点を必ず確認してください。
- 楽天市場の基本SPUは3枚とも+2倍で同じ(2021年にゴールド、2023年12月にプレミアムが+2倍へ統一)。上位カードでも楽天市場ポイントは増えない
- 判断軸は飛行機・ラウンジの利用回数:年0〜1回→楽天カード/年1〜2回ラウンジ→楽天ゴールド/年5回前後ラウンジ+海外旅行→楽天プレミアム
- 2025年1月改定:プライオリティ・パスは年5回まで・ラウンジのみ(レストラン・リラクゼーション施設は対象外)
- 旅行保険の自動付帯はプレミアムの強みだが、エポスゴールドや他カードでカバー可能なら必須ではない
- 20代の頃から楽天経済圏ヘビーユーザーの私(みぃ)の選択:楽天カード+楽天ゴールドの2枚使いが現状ベスト。状況が変われば随時見直す
カードはステイタスではなく損益で選ぶのが鉄則。年間の飛行機・空港ラウンジの利用回数を見積もってから判断してください。
最終更新日: 2026年5月25日