まずここを整理しないと話が進まないので。
自動付帯とは、カードを保有しているだけで旅行保険が適用される仕組みです。航空券をそのカードで買わなくても、旅行中に病気や事故にあった場合に補償されます。
利用付帯とは、旅行に関する費用(航空券・ツアー代・海外旅行保険料など)をそのカードで支払ったことが条件になる仕組み。支払っていなければ保険が適用されません。
今年に入って確認できた主な改定を時系列でまとめます(2026年4月時点)。
| カード | 改定内容 | 適用時期 | 状態 |
|---|---|---|---|
| ライフカード ゴールド | 海外・国内旅行保険が自動付帯→利用付帯に変更 | 2026年3月31日出発分より | 改悪済 |
| ライフカード 学生専用 | 海外旅行保険が完全廃止 | 2026年3月31日出発分より | 廃止済 |
| アメリカン・エキスプレス(多数) | 携行品損害保険をプラチナ以外のカードで終了 | 2026年7月1日より | 改定予定 |
アメックスの携行品損害保険終了については、旅行保険の「盗難・破損補償」という実用的な部分が消えるので、海外旅行の多い方は要チェックです。詳細は別記事に速報をまとめています。
[写真:ライフカードの保険改定お知らせページのスクリーンショット(イメージ)]私が確認した限り(2026年4月時点・各社公式サイト参照)です。改定は随時行われるため、旅行前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
自動付帯の廃止ラッシュが続く背景には、コロナ禍後の海外旅行者急増に伴う保険支払いコストの増大があります。カード会社としては、実際に旅行費用をカードで支払った人だけを保険の対象に絞りたい、という経営判断が続いているのが実態です。
2022〜2023年ごろから各社が順次見直しを行っており、2026年も継続中。今後も追加の改定が起こる可能性があります。自動付帯を前提にしたカード選びは、定期的な見直しが必要になってきました。
[写真:スマホで楽天カードの海外旅行保険ページを確認している手元の写真]クレカ付帯の保険は「タダで保険が使える」という意識で過信されがちですが、補償上限額が意外に低かったり(治療費100〜200万円では海外の入院費が賄えないケースも)、利用付帯の条件を満たしていなかったりで、いざというときに補償されない、というリスクがあります。
私は海外旅行の際はエポスゴールドの自動付帯 + 旅行保険を楽天カードで利用付帯で二重化しています。クレカの旅行保険の基本的な考え方はクレカ付帯旅行保険の完全ガイドに詳しく書きました。
旅行保険の充実度でクレカを選ぶなら、現状では以下の基準がおすすめです(2026年4月時点の私の見解として、一般論ではなく私が実際に使ってみた感想として書いています)。
年会費無料で自動付帯が欲しい → エポスカード一択に近い(補償額は控えめだが、無料カードで自動付帯は今や貴重)。
ゴールドカードで充実した保険が欲しい → 三井住友ゴールドNLか楽天プレミアムカードを軸に。三井住友ゴールドは年100万円修行で永年年会費無料になるので、旅行好きとの相性が特に良い。
旅行好きの最適な1枚・2枚の組み合わせは旅行クレカおすすめ比較の記事で詳しく解説しています。
[写真:エポスカードとエポスゴールドカードを並べた写真]正直、2年前まではクレカの自動付帯だけで海外旅行に出かけても大きなリスクはなかったと思います。でも2026年は明らかに状況が変わってきた。各社が続々と改悪・廃止している中で、「どうせついてるでしょ」という感覚は危険です。
最低でも今すぐ手持ちカードの保険種別を確認して、必要なら1枚、自動付帯カードを手元に持っておくことをおすすめします。旅行中に何もなければそれでいいんですけど、もし何かあったときに「あれ、保険効かない」は笑えない話なので。
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